昭和前期に観光用鳥瞰図で一世を風靡した吉田初三郎は、徳島も描いています。 徳島文理大学メディアデザイン学科 のサイトに徳島県立文書館の企画展 「徳島近代交通史-船から鉄道へ-」 と連携した画像が公開されています。 いわゆるデフォルメされた名所図会ですが、思いもしない構図に驚かされて見飽きません。 地図とされたらしく、徳島市鳥瞰図(昭和10年)には「由良要塞司令部検閲済」と入っています。 |
初三郎は現地取材を重んじたとのことですが、阿波国池田町鳥瞰図(池田観光協会 昭和8年)には、昭和7年に着工するも未完に終わった池田橋の完成予想図? も書き込まれています。 初三郎が根拠無く、上路式曲弦トラス橋(魚腹トラス)として描いたとは思えませんので、貴重な資料かも知れません。 |
今も橋台、橋脚基礎が残っています。 |
最近、尻手黒川道路を東京都の多摩市方面へ向けて走ることが続きました。一応分水界を越えますが、残された最後の宅地造成が進んでおり県境の尾根は薄皮一枚にやせ細っています。 都県境付近にあると思われる川崎市の最高地点を探索してみることにします。 |
ここは、当然 DIY GPS の出番です。国土地理院の 1/25000地形図をカシミールとマップカッターで取り込んでロギングを始めます。 稜線の小径は「多摩よこやまの道」と名付けられて整備されていますので、その気になれば乗車率80%は行けそうです。 |
少し歩くと標高144.3mの三角点が見えてきます。ここが最高点なら分かりやすいですが、ここはギリギリ東京都側で「たきび注意」の立札も多摩市のものです。 |
一旦下ってから少し進むと、140mの等高線が見えてきます(ウソです。見えません) ここは神奈川県側なので、この辺りが川崎市の最高地点と思われます。 水道局の施設があり中には入れませんが、周囲を歩けそうなので、回ってみます。 |
140mの等高線から 6-7mほど登りそうです。 |
敷地内にある最高地点との差は 1mくらいです。 |
帰宅後、国土地理院の点の記を調べてみましたが、公共基準点情報はあるのに公表されていませんでした。 (注:公共基準点は、国土地理院以外の基準点のことです) 川崎市最高地点は148mと認定します (サイクルツーリズム調べ) 33.18Km |