Hanoi - Co Tiet - Yen Bai - <鉄道輪行> - Lao Cai - Sapa - Than Uyen - Mu Cang Chai - Chan Hung - Co Tiet - Hanoi (893.87km )
ベトナム サパ周遊のまとめ(日付昇順)は、 こちらから
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フライトは 23:55 、一日走れますが、航空機輪行の段取りが必要です。前回はノイバイ空港まで自走しましたが空港で断衝用ダンボールの入手ができず、 チェーンリングカバーが曲がる損傷を負いました。これは、カバーが有効に働いたと言うことですが、現在は外しているのでフロントギアはむき出しとなっています。 結局、輪行袋と往路に使ったダンボールをホテルに預けてチェックアウトし、夕刻に戻りホテルのタクシーで空港へ行くことにします。 タムダオへ行くつもりで走りだしましたが、山は雲に覆われているので紅河の穀倉地帯を回ることにします。 タンロン橋から、なんでもあり!の高速を走り Vinh Yen へ。 休憩でふとタイヤを見ると金属片が。これは、停止した後に刺さったのだと思いますが、偶然見つけてパンクは回避。前回のサイゴン - ハノイに加え、ベトナム、2800km パンク無しです。悪路も多いので、不思議なものです。 |
Vinh Yen は紅河デルタにあるヴィンフック省の省都。小ぎれいな街で、今回もっとも美味しいカフェスア(Cafphe sua)をいただきました。 |
国道を離れ、DT305へ。緑のキロポストは、地方道です。 |
水田地帯だと思っていましたが畑作です。ベトナムでは、都市部以外では土葬が主流です。 |
昼も過ぎ、ハノイへ引き返します。美しい風景ですが土手道が悪路の上、屈曲も多く時間ばかり過ぎていきます。 |
雨まで降り出し、まさかの日没。最終日ですが、今回の旅に備えて買ったライトを初めて使うことに。 GENTOS 閃 325(150ルーメン)、非常に明るく、日本の道だと安心して走れそうです。もちろん、ベトナムの土手道は低速走行です。 |
2時間遅れでホテル到着。最後の夕食も、街角レストランになりましたが無事帰国。自転車も無傷でした。 |
117.89km / TOTAL 893.87km |
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ベトナムはいっぱい走りましたが、ハノイはあまり知りません。 今日は、ベトナム国家大学日本語学科OGのLさんの案内で、市内サイクリング。 日曜日なので、朝のホアンキエム湖は自転車乗りが大勢走っています。皇居一周に似た感じでしょうか。 Lさんの自転車はツーシーターの優れものなので、二人乗りで出かけます。 |
ベトナム軍事歴史博物館では、10月4日に102歳で亡くなり国葬となったヴォー・グエン・ザップ将軍の特別展が行われていました。 |
ザップ将軍がフランスを打ち破った、ディエンビエンフー戦の作戦図。 |
タンロン・フラッグタワーなど。 軍事歴史博物館には、本多勝一、開高健の本が展示していました。 |
ハノイ・スペシャルのタイヤは24インチ、幅 1.75。このタイヤだったら、QL32の悪路もパンクを恐れず走れたでしょう。 L嬢が後部座席から進路を指示命令します。シクロの親爺状態(笑)が続くので、少し運転を代わってもらいました。 |
タンロン城へ戻ると、大学生が卒業写真を撮っていました。ベトナム人は写真好きなので、結婚写真を撮っているカップルを見かけることがよくありますが、大学生もプロに撮ってもらっています。 L嬢の話では、大学の卒業は6月だが、気候のいい秋に撮っているのだろう。 この中の何人かは、留年するにちがいない。 女性が多いのは、男子は勉強しないので大学入学統一試験の成績がわるい。 とのことです。 |
ともあれ、世界遺産よりアオザイでしょう。 |
20km |
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ハノイまで、73km。一週間前は雨の中、ここまで走りましたが、今日は晴れなので昼過ぎには着くでしょう。 同じ宿にしたのは、屋上からの眺望と脱水機を使った洗濯が無料である点です。洗濯は有料でもいいんですが、手絞りだと翌日までに乾かないので、脱水機の存在は大きいです。 |
ベトナムは、地域ごとの名物を沿道で売っていますが、ここは牛乳(Sua)が特産品です。 今日は土曜日。ロードバイクの列車が目の前を走りましたが、牛乳飲んでたので追えませんでした。 |
迷路のようなホアンキエム湖周辺で迷った末、15時にチェックイン。 遊びに来ている製鉄会社のM君との合流にも間に合い、夜はインターネットの語学サイトで知り合った日本語学科の卒業生の案内で散策。 湖畔でアイスクリーム、カフェでお茶。都会もいいね。 |
78.46km |
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晴れ。今日距離を稼がないと、土曜にハノイに着きません。朝焼けのなか、6時出発。 |
段畑の作物はお茶に変わりました。平地の靄もほどなくはれ、初めての完全なドライコンデションです。 |
10時で走行距離は 55km。YenBaiとの分岐で工事区間に遭遇しましたが、心配した迂回路も距離は短く、ハイペースで走ります。 |
必ずしもいい道ではありませんが、昼食はバナナ5本(4000ドン)とみかん1個(2000ドン)だけで、レースみたいに走ります。みかんは、高い割にまずい。 |
勝負を挑んでくる少年たちをぶち抜いて行きます。 |
14時で走行距離は 110km。アップダウンの多い丘陵の道ですが、気温は20度ほどなので、快適に走れます。 |
17時、一週間前に泊まった Co Tiet の宿に到着。154.79kmは海外最長です。 宿も飯屋も、再訪を歓迎してくれました。 |
明日も晴れでしょう。ハノイまでは、フラットな73km。 |
154.79km |
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6時に起きると雨。天候は回復したと思っていたので、ショック。出発を遅らせ、ハノイのホテルをWifi/iPhoneで予約。便利になったものです。 雨足が弱まったところで、8:20出発。舗装はされてますが、赤土の泥は厳しいものがあります。 |
標高1500m近くになっても棚田が続きます。陸稲と思っていましたが、水稲かも知れません。 |
地形が違うのか、ベトナムの道路の設計が違うのか、稜線ちかくになっても一向に峠が表れず、長い巻き道が続きます。ようやく峠到着・・・ ・・・ダート出現。 |
眼下にルートを見下ろす好きな景色ですが、ずっとダートだということが判ってしまいました(泣) |
300mほど下ると、舗装が復活。さらに下って行くと前方に人里が見えてきます。 |
広い盆地全面に棚田、段畑が広がっています。鳥肌クラスの眺望。息をのみます。 |
ハノイのキロポストが表れ、遅い昼飯にありつけましたが、なにやら道は山の方へ伸びています。 |
この先に、宿はあるのだろうか。この道は、本当に正しいのだろうか。 特徴のある民族衣装の藍染めスカートをはいたお姉さんが近づいてきて、初めて商売人でない大人の少数民族とお話できました。思い切って「モン族か」と聞いたところ、Mon じゃないよ、Muong だよと、発音を何度も復唱させられました(笑) 「この先、山を越えると宿はある。距離は10kmだが、峠を越えても下りでなくアップダウンのある道だ」と有益な情報を教えてくれました。 |
Chan Hung は小さな集落ですが、無事宿にたどりつきました。確度の高い情報を得ていたので、薄暮になってもあせらずに済みました。 今回のツーリングで唯一のWifi無しの宿でした。 |
67.00km |
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昨日は100km超え、天候も安定してきたので、Hoang Lien 国立公園の中をQL279で走り、QL32へ抜けることにします。 Than Uyenの盆地を巻く快適な田舎道を走ります。 |
朝もやが、盆地を幻想的におおっています。 |
ところが、22km地点で突然道がなくなります。 地図では山間の小さな盆地で、そのままSon La方面のQL6 に続く道と、折り返すようにQL32へ続く道に分岐するはずですが、小さな盆地が水没しているようです。 風景的にはダム湖でしょうか。 |
船頭らしきお兄ちゃんや、茶屋の主人や、客やらが集まってきて、「日本人は船に乗れ」 と言ってきますが(笑) 渡し船はどこに行くのやら。 指さし会話帳で対話を試みますが、こう言う応用問題を解決できるレベルではありません。 ・行き先がはっきりしない上、一人で乗って危険はないのか? ・道が途絶えているのでなく、どっかの分岐で間違えたのでは? なんとなく把握できたのは、 「Lai Chauへ行く」(Lai Chau市だとすると、中国国境近く?) 「ハノイへ行くなら、XXXXまで乗って、そこから自転車で走ればよい」 「料金は30万ドン」 ~途切れている道の渡し船なら乗るしかないが、料金的に連絡渡船とは思えない~ 「自転車なら無料なので、オレは引き返す」 と伝えると、集まってる皆さんの賛同を得た? ので、引き返すことに。 ガソリンいるかというので、飲むフリしたら、大受けでした(笑) 帰国後調べた結果では、ミスコースではなく、盆地が湖になっています。 |
40kmロス。朝出たThan Uyenまで戻り、QL32を走ることにします。 QL32はほどなく、ファンシーパンに続く山塊を横断する長い山越えルートになります。 沿線は寂れて、ダート部分も増えてきます。 遅い昼食は、Pho Bo(牛肉麺)。ここに限らず、常温で置いてある肉の鮮度が気になりますが、美味しくいただきました。 |
休憩していると、対岸からモン族の女の子が川を渡ってきます。 わたしに会いに来るのか・・、と思ったら違っていました。 |
自転車に抜かれまいと、走りだした女の子達。 |
QL32沿線は少数民族が混住していますが、黒モン族? は、愛想がいいです。一方、服装が派手な花モン族? が、目を合わすことは稀です。 |
この辺では、段畑も赤土の川も、ありふれた風景です。 |
この日は、宿決めでもミス。Mu Cang Chai の次の集落を目指しましたが日没がせまり13km 引き返すことになりました。年配の少数民族は、ベトナム語が読めない人が多く、発音ができないと会話帳は役立ちませんでした。 |
92.14km (ハノイへ近づいたのは、40km) |