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4月に行った、猫町紀行のルート探索は、たまたま手元にあった1910年(明治43)の旧版地図1/50000を使ったため、よくわからない結果になりました。今回、つげが旅した1969年(昭和44)に最も近い 1972年の1/25000を入手し、DIY GPS にセットし再挑戦です。 尻手黒川道路、鶴川街道から淵野辺に抜けると、上野原まで50Kmくらいで行けることに今になって気づいたので、家から自走します。
<前提> (1) つげ達は、車で走っているので、当然自動車が走れる道。 (2) つげ達は、現在の県道30号線でアプローチした。 「旧道の入り口は上野原の町はずれの大きな坂の中ほどにあり・・川の向こう岸に旧道が犬目宿の方にのびているのが見えた」 同じ場所から見える旧甲州街道は、鶴川宿を過ぎると、大きく南へ切り替えしており、見える道は仲間川沿いの県道30号線。 |
「(見当たらなかった)野田尻から犬目へは四キロ足らず。・・仲間川に沿う道は一本道になっている。それが農家が三、四軒かたまってるところで二岐に分かれていた。道なりに右に行くと (*A) そのまま農家の庭に入ってしまいそうに思え、左の急坂 (*B) を登っていった。」 |
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「頂上にはすぐ交差する道があり横切るとまた下り坂であったが、私は横切る一瞬の間にその道の左 (*D) 右 (*E) に目をやり。そこがどうやら犬目宿ではないかと思った。五、六メートルの道幅をはさんで宿場らしい趣の家がたち並んでいたのである。」 (*A) 当時、県道30号線の新道は未通なので、この道が "道なり"。 (*C) 現在は通行止だが、元はガードレールがある車道。この道が最有力。 |
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野田尻宿と犬目宿の間にある矢坪集落にて
・野田尻宿から犬目宿へと続く甲州街道は、鶴川宿を過ぎると直進する道から急角度で分岐している。つげ達は、道を間違え、そのまま直進した。
・仲間川に沿う道(間違えた道)から急な車道(現在は廃道)を上り、犬嶋神社脇から野田尻宿の西端をかすめて甲州街道に出た。
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(結論) 『 道に迷ったあと、どこかの集落を一瞬横切った 「そこが猫町」 』 = 野田尻宿
128.00Km
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