久方ぶりの埼玉スリバチ学会は、関東平野の北東端、本庄児玉。インターチェンジの名前くらいしか浮かばない場所ですが、集合場所の建屋にひかれて参戦。 |
八高線児玉駅へは高崎線倉賀野駅で乗換え、八王子側へ戻るかたちで向かいます。ほとんど高崎です。埼玉県って広い。児玉駅前は息してない感じです。コロナの影響でしょうか。 |
競進社模範蚕室は、藤岡生まれの木村九蔵により、1894年(明治27年)に建てられた蚕の育成建屋。先週、塩山で見た養蚕家屋「突き上げ屋根」と同様、湿気に弱い蚕を地域の風土に合わせて育成しようと工夫されたもの。 |
気抜き(高窓)を持つ中二階。 |
富岡製糸場などの製糸工場の上流工程で養蚕のキモ。建屋の仕組みから、いつしか "模範蚕室" と呼ばれるようになったらしい。100mほど移築された建屋です。 |
児玉郡児玉町は1889年(明治22年)の町村制施行時に町として生まれた"まち"ですが現在は本庄市児玉町。児玉町+大字の地名をとっているので駅の地名は、本庄市児玉町児玉。今日は主に市街地を歩くルートです。地図記号は桑畑だらけ。1/50000「高崎」昭和15年発行。 |
集合時間は 12:00、ゆるゆると20名あまりで出発。そこへ現れたのは両毛スリバチ学会。飛び道具を使って「児玉の栄螺堂と千本桜を楽しむ」のFW中 、この日は何度も遭遇しました。隣町の中学の連中って感じで一触即発(笑) |
鎌倉街道上道(かみつみち)から両岸にさくら並木が続く小山川。 |
こだま千本桜。本当に1100本あるらしい。 |
1931年(昭和6年)竣工の児玉町旧配水塔。扇状地ですが水脈が深く、埼玉県で3番目につくられた悲願の近代水道。 |
鎌倉街道沿いに戻り東石清水八幡神社。前九年の役で、源義家が当地に斎場を築き石清水八幡宮を遥拝したとのこと。 |
このあたりの旧地名は連雀町。商業のまちです。奥行のある旅館田島屋。現役です。 |
延々と土蔵まで続いています。 |
次いで、塙保己一記念館。群書類従の版木など。ここも競進社模範蚕室と同様に無料。 |
最後は、1601年に廃城になった雉岡城(きじがおかじょう) 埼玉スリバチ学会会長の視点は、如何に落とすか。 |
帰路も高崎線経由なので、高崎駅まで乗車し夜も公開している高崎市役所の21階展望ロビーへ。充実の青春18きっぷの日。 |
歩き 9.8km |
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