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DAHON K3

DAHON K3
2019年購入。14 inch,7.8kg,3速。

KHS F20-R451

KHS F20-R451
2015年、台北で購入。そのまま阿里山、塔塔加へ。

KHS F20-T3

KHS F20-T3
2012年、台北で購入、そのまま中部横貫公路越え。

Bianchi Lupo

Bianchi Lupo
イタリア製と思いきや台湾製。基本パーツはSHIMANO TIAGRA。クロモリです。

KHS F20-T2

KHS F20-T2
2009年、台北で購入、そのまま一周。けっこう走れます。2019年、退役。

mayfly 2

mayfly 2

MARIN Pine Mountain

MARIN Pine Mountain
1992年 米国製。SHIMANO DEORE DX は25年間ノートラブル。2017年、退役。
 
 

ヴィリュー~リヨン空港

2014年6月21日土曜日

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<6/21 Virieu - Aeroport de Lyon-Saint Exupery >
 帰国日。スイスを走っていたのは、ずいぶん昔のように思えます。
 最後の夜は、ローヌ=アルプの小さなホテル。英語は通じませんが、自然体で感じのいいおもてなしでした。
 今日は土曜日、昨夜はワールドカップ予選でフランスが勝ったので、朝の街はひっそりしています。
 謎のコスプレイヤーの次に空港の案内が出てきます。
 ここで、貴重な段ボール発見。空港で輪行袋に入れたあと、インフォメーションで段ボールが入手できないか尋ねる。ダメなら、あきらめる。と言う考えでしたが、ここで失敬して持って行くことにします。
 これで、リヨンの街へ行くのはあきらめ、直接空港へ向かうことにします。
 空港へのアプローチはちょっとわかりにくいですが、自転車を拒否している訳ではありません。パッキングも建屋内で行うことができました。 空港に着いたのが早すぎるので、長い時間を潰し、ドバイへ。
 これは、イラク、クルド人自治区の首都アルビール。今、騒々しいところです。
 ドバイ。ドバイ-羽田便は、ブラジルからのワールドカップ帰りの日本人で満席でした。ブラジルは地球の反対側なので、ルートはいろいろあるようです。
 これは、カラコルムでしょう。
 定刻(23:00)より早く羽田着。深夜ですが、気候がいいので、気持よく自走帰宅。
 69.49km AV16.0km/h,3:45:52 + 22.47km

ヴィジーユ~ヴィリュー

2014年6月20日金曜日

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<6/20 Vizille - Virieu >
 事前知識無しで決めたヴィジーユのホテル(55EUR)ですが、部屋からベランダに出ると、そこは街の広場。そして、目の前は古城(改修中ですが)。
 お城は「フランス革命博物館」となっており、その前には広大な庭園が広がっています。 ここから革命が始まった? ・・天誅組が襲撃した五條代官所みたいな位置づけかも。
 D5 でグルノーブルへ向かいます。Dxxxxといった4桁の道路は高規格で自転車は走りにくいですが、1桁の道路は、古くからの道でしょうか。丘陵を縫う道で名称はナポレオン道路です。
 グルノーブルでは、珍しくちゃんとした昼食をとりました。実は、高い,時間がかかる,何が出てくるかわからないといった理由で、昼食抜きが多かったです。
 グルノーブルから先は平地だと思っていましたが、うねった丘陵の農村地帯です。村のおばちゃんにホテルのある街を尋ね、ヴィリューでやっとホテルを見つけました。
 トイレ、シャワーが共用(ただし、宿泊者は私だけ)なのにビデは部屋にあるという、非常に古い様式です。今回最安値の35EUR。
 夕食は、チーズがソフトなのとストロングなのが選べるので、ここはストロングにしました。カビだらけですがイケました。朝食のコーヒーは、お椀。これが、本当のフランス式だとのことです。
 フレッドのコテージでもお椀でしたが、あれも山小屋だからではなく、普通の姿だったようです。
  68.04km AV13.1km/h,5:10:12

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<6/19 Le Bourg d'Oisans - L'Alpe-d'Huez - Vizille >
 ラルプ・デュエズの麓にあたる ブル・ドアザン(と、聞こえる) は、サイクリストの街。ホテル地下の自転車置き場も、このとうり。橋を渡りラルプ・デュエズへの登坂開始。標高730mから 1850mまで、15.5kmかけて上ります。
 ここまで来るのに30年かかりました。

 下り、泊まったホテルまで。(2:21)

 午後は、リヴ川に沿ったD1091をグルノーブル方面へ下り、ヴィジーユという小さな街に宿をとりました。 川沿いには、近代化遺産と言っていい古い水力発電施設が現役で稼働していました。毎日お世話になる水場ですが、ここは透明度が図抜けていました。
  68.80km AV14.8km/h,4:39:10

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<6/18 Le Monetier les Bains - Le Bourg d'Oisans >
 コテージのあるル・モネイエ・レ・バンはイタリア国境まで30km。ロータレ峠からは西へ走る計画だったので、全く未知の街です。日本で言うアパートの一室を所有しているようです。
 やっと部屋にたどり着き、暖かいシャワーを浴びたいところですが、フレッドは何事もなかったように平然としています。
 レストランへも雨の中自転車で走って行きます。街へ下りても山男です。
 フレッドはソファーベッド、私は寝室の二段ベッドで長い一日を終えます。
 彼は、グルノーブルに住んでいて、ここに2泊して帰るとのこと。山や道に精通していて、私がラルプ・デュエズへ上ると言うと、「本当にサイクリングを楽しみたいなら、別の道がお勧めなんだが」と言ってました。ガリビエ峠は何度も行っており、この時期雪になるのは、そう珍しいことではないようです。
 ここは、ホットスプリングが有名で、大きなスパがあり、水場ではお湯も掛け流していました。冬はスキーで賑わう街です。
 今年のツール・ド・フランス第14ステージは、コテージの前の道を走ります。
 さて、ロータレ峠へ上り直し。フレッドはイージーと言ってましたが、ここも一級山岳で、500mほど上ります。昨日のガリビエ峠からだと、1000m以上の下り。手の感覚が無いまま、よく無事に下れたものです。
 ここも、何気に美しい谷です。
 ガリビエ峠は雲の中。小雨がぱらついていますが、普通のおばさんサイクリストも、平然と走っています。  ロータレ峠を越えると雨足が強くなり、注意深く下っていきます。
 あれ、これは車の中では(笑)
 下っていると、フランス人が手を振ってます。「雨の降りは危ないので、グルノーブルまで乗っていかないか」とのこと。お言葉に甘えて、乗せてもらってます。
 彼は Cycles Bentoline と言う、リカンベントの工房をやっていて、自転車を届けた帰りだとのことです。
 下っていると、前方で自転車が路肩に突っ込むのが見えました。
 怪我は無いようですが、一瞬意識をなくしたので救急車を呼ぶことにします。テント泊でツーリング中のイングランド人。ジョンブル魂で、大丈夫だと言い張りますが、フラフラしてるので支えないと危なっかしい状態です。
 雨は小降りになったので、私はここから自転車で下ることにします。
 ラ・クラーヴ(1500m)まで下ると雨もやみ、景色が鮮やかになってきます。
 この谷も美しい。眺めのいいテープルで携帯の昼飯を取っていると、ストーブで飯を作ったトラックドライバーから、パイナップルをおすそ分け。
「明日は、ラルプ・デュエズに上るぜ」
「アームストロングかよ」
で、ドーピングのまねをすると大受け。フランス人から見ると、ツールに泥を塗ったやつだしね。
 フレッドおすすめのブル・ドアザンで宿さがし。シャワー受けが、バスタブ風。60EUR。
 49.31km AV14.3km/h,3:26:16

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<6/17 St. Pierre - Col du Galibier - Le Monetier les Bains >
 いよいよ本命。超級山岳ガリビエ峠へ上る日です。標高2000mのマドレーヌ峠が優しげな名前であるのに対し、標高2642mのガリビエ峠、語感からして恐ろしげです。
 宿のサン・ピエールの標高は590m、D1006 を 8.5km走り D902 へ。先ず、テレグラフ峠へのキロポストが表れます。曲がらず直進するとイタリア、トリノまで110km。
 つづら折りで、どんどん高度を稼いでいきます。取り付きのサン・ミッシェル・ド・モリエンヌの街が真下に見えてきます。
 露払いのテレグラフ峠(1566m)到着。シャッターを頼んだフランス人に「どういたしまして」と言われました(笑) 今回、ハノイ自転車友の会のジャージで走りましたが、これには日の丸が付いています。欧州ではポジティブにとらえられるように思います。
 ここから、一旦スキーリゾートのヴァロワールまで下ります。Le TATAMI と言うホテルの看板がありますが、なんでしょうか。
 ヴァロワールで地図を見ていると取り囲んできた地元サイクリストによると、「Le TATAMI には道場がある。オレは柔道をやっている」との事。「私は、ブラックベルトだ」とホラを吹くと、「オレもだよ」と握手を求められました。反省しています。
 ここは、ちょっとした街なので、補給食を購入。ガリビエ峠までは 17km、高度差は 1200mです。
 風景が雄大なので、きつい坂には思えませんが、8%前後の上りが続きます。
 残り 9km、山に雲がかかってきましたがまだドライコンデション。余裕があったのはこの辺まで。
 広い谷をつめてきた道は、ここからつづら折りとなり、高度を増します。雨が降り出し、気温が一気に下がってきます。
 暖かければ、のんびり眺めたい景色ですが寒い。ほどなく、雨は雹にかわります。
 雷鳴が近くで響き、雹から雪に。どこかに逃げ込みたいですが、氷河が削った賽の河原のような場所なので、上り続けるしかありません。
 ようやく、2300mあたりで、山小屋(チーズ店)がありました。軽装のロードマンが震えながら、回収の車を待っています。
 次々とロードマンが車で山を降りる中、のんきにチーズを試食している屈強のフランス人が残ります。その名はフレッド。レインウェアは登山用で、自転車乗りと言うより、山屋を思わせます。
 雪も積もり始め、ヴァロワールへ戻るのも危険過ぎる気がします。
「お前はどうする」と聞かれ、「峠を越え、最初の村でホテルを探す」と答えます。
「じゃ、進むのはオレたちだけだ。ついてこい」
 峠道は閉鎖されているので、本来自転車通行禁止の素掘りトンネルを抜けて、ツール・ド・フランス産みの親である、アンリ・デグランジュの記念碑へ。
 トンネルの位置は高く峠道と高低差は100mに欠けます。これ、越えたことにならないでしょうか。
 ロータレ峠までの下りも積雪があり危険な道でしたが、フレッドのトレースについて行きます。
 この先、ブリアンソン側へ12km行ったところの友だちのコテージに泊まる。お前も来ないかと誘われ、泊めてもらうことに。
 70.76km AV11.2km/h,6:16:46

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