神奈川スリバチ学会の「春の暗渠散歩 ハイカラヨコハマを支えた千代崎川を下ろう!」に参加しました。 集合前の朝練で根岸台~「山手のドルフィン」~滝山不動院。今日の参加者は25名。1月に実業之日本社から『「暗橋」で楽しむ東京さんぽ 暗渠にかかる橋から見る街』を出した高山さん、吉村さんが参加しています。 |
先ずは、寺久保から根岸台に上り、千代崎川支川の谷頭へ。 |
千代崎川最上流部の「暗橋」か? |
簑沢から坂を上り、1866年(慶応2年)に日本初となる常設の洋式競馬場として、幕府によって開設された根岸競馬場。生麦事件の賠償からつながるものです。一等馬見所は、昭和はじめに建てられました。ここはいつも裏から。正面側の米軍「根岸住宅」の返還は決まっていますが、原状回復工事が遅れているとのこと。 |
今回始めて知ったのは一等馬見所横の大蔵省マンホール。 |
位置的には「バンザイハウス(馬主食堂)」の跡地。馬の博物館でも由来はわからないとのこと。 |
暗渠を下降。途中、川だった時代を知るおばさんからお話を聞けました。川跡を大勢歩いているので、驚いたそうです。 |
本牧公園入り口で、一旦川跡から離れて山手隧道手前の桜橋へ。1911年(明治44年)横浜電気鉄道(後の横浜市電)の櫻道トンネル(これが、後の第二山手隧道)が開設。関東大震災の復興事業として、1927年(昭和2年)山手隧道の供用開始。よって、第二山手隧道の方が古い。 |
地元の郷土史家の長沢さんと合流。山手駅近くの「横浜市道鉄砲場通線」、1865年(慶応元年)英国軍に貸与された射撃場跡が長い直線道路として残っています。明治維新前に開国していたことを伝える残照です。 |
一部保存された西之谷(にしのや)橋親柱など。 |
戦後、占領下のオンリーさんの住まい。 |
河口近く、開渠となった千代崎川。 |
麒麟麦酒開源記念碑。高さ 9mの巨大なもの。1870年(明治3年)米国人ウィリアム・コープランドが天沼(現在の北方小学校付近)にビールに適した湧水を見つけ、「スプリングバレーブルワリー」という醸造所を作りました。これが、三菱系の麒麟麦酒に繋がります。 |
ワシン坂を上り山手の洋館街から元町公園を下りジェラール水屋敷地下貯水槽。幕末に来日したフランス人のアルフレッド・ジェラールは湧水を利用した船舶への給水事業を手掛けました。 |
元町・中華街駅で解散。その後、横浜地下鉄伊勢佐木長者町駅まで補習。全16.4km |
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