2月に東西に横断した鹿野山塊を、今度は南北に縦断することにした。馬登(まのぼり)の集落を抜け、本格的な登りに入るが、例によって位置が怪しくなってくる。途中にある、逆崩(さかさくずれ)と言う地名(地形)を確認したかったが、君津市、富津市境の案内で現在位置が判明した時には、すでに通り過ぎた後だった。
地理院の測地観測所横で県道93号に出た後、国民宿舎跡から鳥居岬への山道に入る。緩い下りで乗車率は80%くらい。
鳥居岬は江戸期の景勝地で初代歌川広重の浮世絵に描かれている。現地へたどり着いたが、景勝地だったころの痕跡は見つけられなかった。
「不二三十六景 上総鹿埜山鳥居崎」
初代 歌川広重
その後、放棄された別荘地らしき中に迷い込み、また位置がわからなくなった。散々迷ったあげく264.7mピークへの山道を見つけるも、途中で道が無くなる。進むには、ノコギリとナタが必要だ。
予定の下降道を降りられないので林道鹿野山線に変更するが、この道は非常に気持ちよく走れる。高度を徐々に下げるので、稼いだ位置エネルギーを無駄なく使えるのだ。九十九谷をかすめるように走り、最後は毎度のR465で帰路につく。
上総博物館 鹿野山の浮世絵
46Kmくらい。
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