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JR矢部駅IN、小田急秦野駅OUTで宮ケ瀬湖、ヤビツ峠を巡ります。
宮ケ瀬湖へはダムサイトから登るのがノーマルルートですが、今回は半原越(488m)で、一旦小鮎川源流部の法輪堂に抜け、土山峠(300m)経由で入ります。その後、中津川をつめてヤビツ峠(761m)に北側から登ります。
半原越は、明治21年の地形図にも記載されている古くからの道で、養蚕全盛期の産業道路です。
幕末、明治初頭の宮瀬村は、安政五カ国条約で往来を認めた「居留地の十里四方」の周縁なので外国人の定宿もあったようです。
ダム湖からは中津川の本流にあたる本谷川左岸をつめ、塩水川との分岐の手前で右岸に転じます。結構りっぱな橋が架かっています。
地図を見ていると、三峰山を隔てた清川村と秦野市の双方に大字「煤ケ谷」があります。交流があったのか、炭焼き由来と思われる地名が別個に生まれたのか気になります。
急坂で有名なヤビツ峠も裏からだと、なだらかな登りです。峠を越えると、蓑毛集落が見下ろせます。
76.40Km(小田急線新百合丘駅から鷺沼の13Kmを含む)
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