「シンポジウム~高輪築堤を考える~」(日本考古学協会)をWeb配信で視聴しました。 |
・今回(2019年)発見された1街区~4街区は、一部保存で多くは「記録保存」(記録して壊す)となった。5街区、6街区は今後の開発となる。JR東日本の計画は白紙とのこと。 ・幅広く、奥深い。現近代考古学の起点になる。近代日本の国家としての遺産。レールや枕木も出ている。考古学+歴史学+まちづくり。 ・国際イコモスから、日本に対して初めてのヘリテイジ・アラート。奇跡的な残り方、重く受け止めるべき。 ・兵部省反対説(測量も拒否した)も間違いではないが、民地を避ける海面の方が良いと言う鉄道省の意向もある。 ・品川台場建設の知見が生きている。施行者も重なる。海側はゆるい 30度。波の力を弱める。裏込めの石が分厚い。西洋の技術か。 ・山側は近世の石積み。線路にかかる海水の逃げ道を設けている。品川台場にはなかった。 ・今後の報告書作成過程で、(災害の)修復跡もわかるかも知れない。時間がかかる正式報告書の前に概略の発表をしたい。 ・公園の中で見せるので、十全な活用と言えるのか。 |
以降の画像は、わたしが撮影したものです。2022.4.3、2021.6.22 |
0 コメント