標高グラフ付きの大きな地図を見る |
千葉スリバチ学会の「鎌ヶ谷は歩くと、地形・地理・歴史とも地味に面白い」に参加しました。成田空港へ行く際に通過するエリアですが、相当地味な地域。集合場所は新京成線鎌ヶ谷大仏駅。松戸経由で向います。 参加者は44名。まずは鎌ヶ谷大仏へ。鎌ヶ谷大仏は1776年に鎌ヶ谷宿の福田文右衛門が建立したもので、現在も福田家所有。高さは 1.8m。大仏の大は、大きさを表すものではなさそうです。 |
次いで、鎌ヶ谷八幡神社。刻像塔10基、庚申塔90基が並ぶのは百庚申。鬱蒼とした神社林があったそうですが、近年伐採されています。 街道沿いにあった旅籠の丸屋が残っています。 |
スリバチ地形の先にあるのは、 |
東京湾へ流れる中沢川(真間川)の源流部の溜池。谷戸の谷頭ですが、印旛沼へ注ぐ神崎川の源流も接近しています。近くには、東京湾、手賀沼、印旛沼の3方向に分かれる分水界もありました。 |
初富本町の(おそらく市営の)住宅跡。明治政府は窮民救済のため、幕府の放牧場の開墾事業を国策として行いました。明治2年、最初の入植地が初富。当時のものではありませんが、炭住を思わせる住居が残っています。 |
後半は下総小金中野牧跡から貝柄山公園。ともに、谷戸(谷津)地形を利用したもの。 |
下総小金中野牧跡。放し飼いであった野馬を捕らえて選別した捕込の跡。 |
貝柄山公園は、幅100mほどの谷戸(谷津)を利用した公園。 |
比高10mを越す細長い谷。昭和54年発行の地形図では、細長く水田記号が続いています。 |
最後は、日本ハムのファイターズ鎌ヶ谷スタジアムで解散。反省会は鎌ヶ谷ですが、私は反省せず武蔵野線市川大野駅まで歩いて帰路につきました。 |
15.8km (内、スリバチFW 11.2km) |
地味でごめんね
地味、上等です (^_^)