「車載カメラが捉えた昭和の東京 環状七号線」(10:49) |
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東京都公式動画チャンネルで公開されている、昭和36年(1961年)の環状七号線。この時代の記録フィルムは「雄々しい建設現場」がメインになることが多いですが、これは車載カメラ視点で、未完成部分や街道筋との交差も捉えています。旧版地図で辿ってみました。
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東京市の「大東京道路網計画」(1927年)に策定され、一部で工事に着手されました。
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隘路は、品川 - 鶴見の貨物線のガード下。
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環七と国道1号線(第二京浜国道)の立体交差。1940年に供用が開始された、日本最古のインターチェンジ型の立体交差です。
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南北に伸びる国道1号線。旧東海道は海より(地図外)の国道15号線(第一京浜国道)となりました。国鉄の貨物線は東海道新幹線が通る箇所なので、手が着けられない?
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フィルムはタクシーで都心を抜けるドラマ仕立てです。
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タクシーは、環七が未通の長原で右折して中原街道へ。
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カメラは環七予定地を進みます。生活道のまま。
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地図は大田区千束。
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野沢銀座。
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環七、首都高に分断され商店街としては壊滅。
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若林陸橋。
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東西に走る都道423号渋谷経堂線(原型は滝坂道)は未通のままなので、立体交差は不要だったかも。
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代田の家屋密集地も、切り通しで分断されました。
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野方、豊玉あたりか。
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平面交差だった環七、旧中山道。
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現在は国道17号線(中山道)、旧中山道と連続立体交差に。
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周回し南進してきた環七は、常磐線にぶつかる亀有で終わり。
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都心を抜けてきたタクシーと、ここで合流。ずいぶん時間がかかったようです。
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