青春18キップも終了し、そろそろ平地を走りたいが、気温は高止まりしたままです。御殿場起点で、富士山を3/4周する高原ルートを走ることにします。 御殿場駅到着は 7:55、ここから標高1104mの籠坂峠まで650m上り、後は下り基調のコースです。 大汗をかいたあと、一気に山中湖へ。昭和風スワン型ボートが新しいのは、アジアからの観光客がターゲットなのかもしれません。 |
河口湖からは北岸を走ります。河口湖大橋から西方向。 |
今日の富士山は、終日雲の中でした。河口湖北岸は、湖北ビューラインとして新しく作られたトンネル部分の旧道(湖畔道)が残されているので、自転車で走るには格好の道です。 |
河口湖の西浜から、ひと山越えて水面が70m高い西湖へ。 西湖(にしのうみ)地区は、1966年(昭和41)の山津波で死者 31人の大災害を受け、対岸の西湖民宿村へ移住した記録が残っています。現況を見ると、災害地跡にも結構な数の家が建てられています。 コの字型に開削された三沢ですが、水の流れは無く木々が成長しています。 土地の古老にお話を伺うと 「西湖民宿村は借地権を提供されているが、建物の老朽化と代替わりで、元の土地へ戻る人達も多い」 とのことです。 |
静かな西湖北岸。湖のいちばん狭まったところ。 |
次いで根場(ねんば)地区へ。ここも41戸のうち32戸が全壊し、死者 63人。谷口から湖畔へ集団移転しています。 樹木に囲まれた静かな民宿村です。 |
土石流が流れた本沢をつめて見ましょう。災害後に作られた砂防ダムはすっかり埋まっています。ここも、通常は水が流れていないようです。 本沢沿いの平坦地は元は畑。土石流とは関係なく、近年になって獣害で耕作を止めたとのことです。 |
2006年(平成18)にオープンした 「西湖いやしの里根場」 は、災害前の農村風景を再現しています。20棟の茅葺き農家が再現され、多くの観光客が訪れていました。 外から見ただけで申し訳ない気がしていましたが、観光バスが並び、心配無用のようです。(入場料350円) 現住の茅葺き家屋も一軒ありました。 |
あまりゆっくりしていると日が落ちてしまいます。富士山麓の長い下りを、一部自動車専用道を絡めながら(笑) 富士駅まで、高速ダウンヒル。 精進湖と本栖湖も一枚づつ。 |
121.88km(新百合ヶ丘駅往復を含む) |
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富士山周回も日帰りとは。
やはりある意味、関東在住は羨ましいところがあります。
私は輪行ですが、smakさんは自走で箱根周遊ですわ。
とは言え、こっちだと、畑いじりが高嶺の花ですよ~。