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行きは勝浦川から那賀川へ転じるルート。加茂谷鯉まつりの幟を見て、潜水橋を渡り那賀川北岸へ。 |
深瀬八幡神社では五月人形展。地元の人のお話しでは、鯉まつりは30年続く。始めた当時40歳台の主要メンバーも70台。後継者も減り、鯉のぼりも少なくなった。五月人形展は7-8年前に始めた人形供養。 |
那賀町阿井から登坂。廃校になった平野小学校。精気があったので現役と思いましたが、現在はグループホームとして使用されているようです。外壁は木頭の焼杉。 |
相生を過ぎ、西納の八面(やづら)神社。昼食は地元のちらし寿司とはんごろし。はんごろし、wikipedia にありました。"徳島県那賀町で作られている、もち米にうるち米を混ぜたものを半分だけ潰して作った郷土料理のおはぎ" |
神事なので、先ずはお祓い。地元の那賀高校には人形浄瑠璃部があります。 |
舞台は拝殿から見下ろす位置にあります。 |
隣に座ったおばあさんからの聞き書き。 ・昔は集落ごとに舞台があった。 ・私の村の舞台には格納式の花道もあった。多くは取り壊したり、公民館になってしまった。 ・冬の間は農作業がないので、みんなで芝居を練習した。私は、三味線を習った。林業が盛んな頃は豊かだった。 ・上手い役者は、隣接の村々から声がかかった。 ・人形浄瑠璃はやらない、やったのは歌舞伎。 |
河岸の野良杉を伐採して視界が広がった那賀川。 |
帰路、人気のJA直売所「あいさい広場」へ。新築の大きな店舗になっています。 |
好天のGW、四国一周らしき自転車乗りも見かけます。袈裟にタイヤ、据置型空気入れを持つ猛者。あぶない人かとも思いましたが、お話しすると静岡からの好青年。自転車の知識は少ないですがツーリングも2回目とのこと。荷物が増えるのを気にしない武士でした。一周の完遂を祈ります。タイヤはそのまま持って帰ることでしょう。
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103.89km、5h46m |
那賀川はご無沙汰ですし、そんな浄瑠璃芝居があるなんて全然知りませんでした。
那賀川流域は舞台がある神社が多いです。吉野川流域の羽振りの良い藍商人は大坂から芸人を呼んだが、ここでは住民が歌舞伎を演じたので、継承された(近年復活することができた)ようです。