GW内の平日、京都の宿が4連泊でとれたので宇治川を下って入京することにします。 「瀬田から走るなら少し手前の草津の天井川も見たい、在来線に乗り換えて草津へいくなら、いっそ新幹線の止まる米原から走りだしたい」 と言うことで、6:00 新横浜始発のひかり、7:32 名古屋始発のひかりを乗り継いで、7:59 米原着。共に、自転車を置ける車両最後列の自由席に座れました。 閑散とした米原駅西口で自転車を広げサイクリング開始。JRに沿って彦根へ向かいます。 |
ひこにゃん、お出迎えの彦根城。現存天守12城の一つで国宝に指定されています。内堀内に入るのも有料なのは彦根市民にとっては厳しい気がします。 |
滋賀県道2号線を走る予定でしたが、趣のある町並みが。観光とは無縁の地区ですが、おそらく中山道へ続く歴史ある街道筋でしょう。 |
県道に戻り安土城へ。ここは寺の持ち物らしく、無料で入れるのはここまで。 |
近江八幡、野洲(やす)、守山を経て、中山道と東海道の追分だった草津宿。 1964年の画像と比べると、変わったと言うべきか、あまり変わってないと言うべきか。トンネルの上は、草津川。 |
天井川として有名だった草津川は、2002年の草津川放水路通水により廃川となっています。 |
14:50 瀬田の唐橋到着。大津経由なら日暮れ前に宿に入れそうですが、ここから瀬田川に沿って宇治へ向かいます。 |
瀬田川は水質問題を抱えている琵琶湖から流れ出る唯一の河川ですが、流れは美しく優雅です。 |
県境手前でふと山側を見ると、レンガ造りの水道が目に入りました。後で調べると明治末に開削された「宇治発電所導水路」で、平等院の対岸にある宇治発電所へ瀬田川洗堰からの水を落としています。 |
流量を確保するため、川中へ突き出した大日山をダイナマイトで爆破し川幅を広げる工事も行われています。 左:明治25年測図、明治28年発行、 右:大正11年測図、大正14年発行。 |
宇治まで2kmあまりのところで突然現れた天ヶ瀬ダム。アーチ式、堤高72mで1964年に竣工しました。 |
宇治到着。平等院は改修中なので、代わりに宇治茶ソフトクリーム。 |
宇治の土手を走り、17:55 観月橋の先の近鉄京都線澱川(よどがわ)橋梁へ。 1928年竣工、径間 165mの巨大トラス橋です。電車がミニチュアのように見えます。 |
残るは市街地の縦断。多少道に迷いましたが、日が落ちた宇多野の宿に到着。 |
117.25km 走行時間 7:16 |
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