7月に訪ねた上勝の棚田を、稲穂の実る秋に再訪しました。 気温は20度~28度、快晴、半袖短パンサイクリングには最高の天候です。 今日は時間に余裕があるので、坂本集落を旧道で抜け上勝へ。補給した、福川のよろずやのおばあさん(86歳)にお話を伺いました。 |
(備忘) ①勝浦川の横瀬(高瀬舟の川湊の石碑が建っている)まで、馬車で竹(山の堅い竹)や炭を運び、そこから二軒屋の湊まで舟で運んだ。 ②空荷の馬車に乗せてもらった兄が、「ギーコー、ギーコ」という車輪の音で熟睡し、寝たまま荷台から落ち母親が引っ張りあげた。 ③親の代(100年前)は、傍示の峠(今の正木ダムを巻くような位置にあった)で茶店をやっていた。炭を横瀬で売って現金を手にした村人が、帰りによく豪遊した。 ④正木ダムが出来る前、大雨で洪水になり、水の迫る姉の家の壁を壊したが、結局は流れてしまった。 正木ダムを過ぎると、川がとてつもなくきれいになります。 |
昼食は、月ヶ谷温泉で、あめご寿司そば定食。平日ですが、にぎわっていました。葉っぱが起爆剤になったのでしょうか、元気がある山村です。上勝町役場は勝浦川と旭川が合流する地点にあります。昔は山人と村人の交易地だったのでしょう。 |
いよいよ棚田エリアへ。前回の7月は、あり得ないほど道に迷い、猛暑のなか民家で水をもらうはめになりましたが、今回は余裕で登坂に入ります。 まずは樫原。既に刈り入れてるとは予想外ですが、"はさがけ" と彼岸花が似合っています。 |
昔は街道だったという尾根まで上り、府殿へ下りて行きます。こちらは、稲刈りが始まったところのようです。狭い棚田にコンバインが入っているのには、少し驚きました。 |
府殿の棚田を最下部まで下っても、この高度。それにしても、素晴らしい天候です。 |
89.16km |
標高グラフ付きの大きな地図を見る
樫原、未だに未踏です。
いつの間にか彼岸花の季節になっていることに、みなさんのブログで気づいた次第。
下界と隔絶している感では樫原、棚田の規模・高低差では府殿。補給が皆無ですが、季節を問わずお勧めです。