成田最終日、小雨。まず、新空港自動車道の沿うR295で空港中央部へ向かいます。一般道であるR295も高規格道路で、車道は危険。歩道トンネルなどを経由して進むと偶然「空港入口(歩行者、自転車専用)」がありました。警備員に聞くと、「職員専用でなく、旅行者もパスポートを提示してここから入れる」とのことです。もし、成田空港へ自走で来る時は、ここが入り口です。 |
教えてもらったルートを進むと「東成田駅」の案内標識が。防音(と言うより防御)フェンスを抜けると、 駅が見えてきます。空港開港の翌日の1978年5月21日、「成田空港駅」として開業。多くの乗降客が利用していましたが、1991年3月の旅客ターミナル内へ乗り入れる成田空港高速鉄道の開業により、ほぼその使命を終えました。旅客ターミナルへの連絡バスもなくなり、閑散としています。 |
R295に戻り、空港から脱出します。東成田駅から一駅、芝山千代田駅までの2.2kmが、日本最短鉄道会社「芝山鉄道」です。 |
戦争中の1944年まで「成田鉄道」が、後の空港を横断するルートで成田と八日市場を結んでいました。切土、盛土の廃線跡は市道となっています。 |
南から空港を回り、三里塚へ。「成田鉄道」だと一駅ですが、ずいぶん大廻りになります。三里塚駅からは、軌間600mの成田鉄道八街線が1940年まで通じていました。 三里塚駅(痕跡なし)から八日市場方向。正面は空港です。根木名駅(こちらも痕跡なし)から南へ、廃線跡の小径が真っ直ぐ延びています。 |
曲線を描く宅地と道路。元は御料牧場の競馬場です。 |
三里塚の御料牧場記念公園には、「宮内庁下総御料牧場事務所」が再建されています。飯屋のおばさんの話では、朽ち果てた事務所が残っていたそうです。 |
「成田鉄道」は、成田山新勝寺を北から回り込み国鉄成田駅に乗り入れていました。一昨日、宗吾霊堂で探索した成宗電気軌道は、成田山から成田までは複線で、広いトンネルが今も車道として使われています。 |
30.82km、3:27 |
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