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毎年、文化の日に行なわれる五王神社の阿波人形浄瑠璃公演。境内の「犬飼の舞台」は国の重要有形民俗文化財に指定されています。 文化庁の解説を要約すると、 「明治初期建築の人形舞台で、襖カラクリを行うカラクリ場、御殿奥の大広間の風景を見せる奥千畳場などの機構が設置されているほか、人形舞台特有の舟底舞台の形式を残す。人形舞台の原形に近い状態で残されている数少ない舞台の一つである」 |
場所は徳島市八多町八屋。人口は 985人(2010)、明治22年までは勝浦郡八多村。みかん畑の丘陵地域です。 |
五王神社への急坂を上っていきます。 |
年に一度の賑わい。 |
舞台は境内の一画にあります。 |
オープニングは式三番叟(しきさんばそう)。原始的な能でしょうか、難解です。 |
次いで、傾城阿波鳴門。巡礼歌の段から十郎兵衛住家の段。初めて人形浄瑠璃を生で見ました。コテコテだけど胸を打つ。土地の人は人形浄瑠璃ではなく、人形芝居と呼んでいました。 |
生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし) 宿屋から大井川まで。舞台横には太夫と三味線。弁士(MC)的な太夫は主役の一人です。 |
絵本太功記。十段目、尼ヶ崎の段。舞台から距離があっても、視線や指先の微妙な動きは感じ取れました。アップだと、却って伝える力が弱まるのかも知れません。 |
五王神社拝殿。演者の控室となっていました。 |
襖からくり。 段返し千畳敷のごく一部 + からくりの仕掛け。 これは動画(0:58)で。 |
27.5km |
期待以上でしたか。
襖からくりが主目的で、人形芝居は中座するつもりでしたが、全編見てしまいました。放送(モニター画面)と違い面白かったです。