今日は東海岸北部の中核都市宜蘭を経て、省道7号線をできるだけ上っておきたいところです。最初の20Kmは一昨年走った道で、休憩したコンビニなどかなり覚えています。やはり、海外なので緊張感があったのでしょう。 南下する省道9号線は大型車が多いので礁渓温泉には寄らずに、並行する縣道191号へそれます。この道は、田植えの終わった水田地帯を突っ切るルートで安全快適です。 宜蘭では駅前の宜蘭遊客服務中心(ツーリスト・インフォメーション・センター)で情報収集します。 台湾では「使える自転車道」(そこそこの距離、専用路、波打っていない舗装)も多いので、チェックして損はありません。今回は、山に入ってからの集落で、民宿がある街を教えてもらいます。 ちなみに、日本国内の自転車道の多くは、短く断片的かつ夏に膨張したアスファルトの切れ目が盛り上がっていて車体が跳ねるなど、並行する普通の車道を走る欲求に抗えません。自転車道の標識はあっても、道自体が「自転車は走らないで」とのメッセージを発信しています(笑)
郊外に出たあたりで、道端の食堂で遅い朝食をとり、すこし旧道っぽい裏道にそれてみます。のんびりした田舎道です。今年(中華民国100年)できた橋に、ちょっと誇らしげな竣工碑板が貼りつけられていました。 省道7号線に再会し蘭陽渓(川)に沿って、徐々に上りが始まります。 大同郷(郡)に入り、ほどなく宿探しモードに。ちょっとした、地元の行楽地っぽい九寮渓では宿代が折り合わず、少し走った玉蘭の玉露茶驛棧に決めます。 客は私だけでしたが、夕食・朝食とも手をかけた郷土料理を出してくれ感謝です。日本語も英語も通じませんが、宿の息子とgoogle翻訳を通して対話しました。基本的な宿泊情報のほか、自転車旅行の励ましをキーインしてくれます。こう言うのって、うれしいですね。 ここはお茶の名産地で、山の上まで茶畑が続いています。 シャワーの後、泰雅大橋で蘭陽渓を渡り三星のコンビニへコーヒーの買出しに行きます。台湾の河川は、どこも荒々しく、広い河川敷を持ちますが、ここも例外ではありません。 明日は北部横貫公路の核心部です。
68.28Km
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