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境界協会の「師走の締めのフィールドワーク・新宿区vs港区&千代田区。谷も堀も埋まってますけど!」 に参加しました。最近は地上波で境界協会が取り上げられることも続き、今日の参加者は64名。信濃町駅に13:00集合。 先ずは絵画館裏の明治天皇礼葬場殿跡。当時の青山練兵場で行われた葬場殿の儀の後、霊柩は鉄道で伏見桃山陵に運ばれました。ここに臨時の駅が設けられたそうです。次いで、日露国境境界標のレプリカ。 |
土木学会の選奨土木遺産に認定されている日本最古のアスファルト舗装。わずかに残されています。 |
国立競技場の取り壊しが始まったころ。絵画館前は全面、土木遺産のアスファルト舗装が残っていました。(2015/1/26) |
新宿区と港区の境界。左の自販は新宿区保健所、右の自販は港区みなと保健所の管轄。 |
外苑東通りを渡り、明治記念館の下。住所は港区元赤坂二丁目2-37ですが、新宿区立みなみ児童遊園。係争地なのでしょうか、お互いの主張が交錯しています。 |
地理院地図(白地図)に試験公開中の「地理院地図 vector」の地形分類(人工地形)を重ねたものに、今回のフィールドワークルートを赤紫色で追記。虹色は盛土、淡水色は切土。 2019/12/10 の「地図の利用手続の緩和」により、Web表示やコピー配布の要件が改定されました。 こちら-> |
これは、地理院地図に地形分類(自然地形)を重ねたもの。山吹色:台地・段丘、薄紫色:崖・段丘崖、薄緑色:氾濫平野、青緑色:後背低地・湿地。 |
安鎮坂には南元町町会の国旗掲揚塔。谷戸が合流する場所にある "みなみもと町公園" は、元は池沼や水田で寛永年間の外堀工事の余土で埋められました。坂を上ると迎賓館。外堀(真田堀)だった上智大グランドは、江戸期に台地を掘り下げた後の昭和期の盛土ということでしょう。 |
四ツ谷駅。上は地下鉄丸ノ内線、手前の単線に見えるのは、甲武鉄道時代につくられた旧御所トンネル(1893年)に続く緩行下り線。 |
外濠公園には土木会館。台地だった真田堀から神田川につながる牛込門東側までの高低差は20m。四谷門、市谷門、牛込門には堰を設けて、水位を調整しました。土木工事由来の場所です。 几号水準点のある市谷の亀岡八幡宮から、東京では珍しい背割街区の新宿区南町、北町を歩き、同じく几号水準点のある神楽坂の善国寺で解散。九段下駅まで歩き帰宅。 |
9.3km(歩き) |
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