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大坂峠の県道1号線(徳島引田線)は大正9年に国道として開通しました。いわゆる大正国道で、荷馬車が通れるよう、ゆるい勾配の線形を持ちます。
この経路は長い歴史があり律令期の南海道にあたります。明治8年開通の旧道もあり、峠の北側は「四国のみち」としてハイキングコースとなっています。
(注)最頂部は旧道から外れあせび公園へ続いています。旧道は、現県道の5mほど上部の木々の中に残っています。(2015/5/8 追記:現県道の上部の路面は、100mほどで欠落。)
不明なのが徳島県板野町側の旧道で、今回 1889(明治32)年製版 1/20000地形図を iPhone の DIY-GPS に落とし、探索しました。 |
大坂口御番所跡から上り始めます。道幅は2mくらいです。ほとんど押しましたが、MTBなら県道との交差まで乗車可能です。 |
谷を詰め、短い橋で谷を渡ります。 |
県道との交差地点からは尾根を巻くルートのはずですが、尾根自体が見つかりません。山道は一部階段で直登しています。 |
結局、今回も最頂部の旧道は見つかりませんでした。峠は切り通しで、地形図の標高も278m が 270m まで削られていますので、旧道跡は消滅しているのかもしれません。峠にある旧道の開通記念碑は、よくあることですが、移設していると思います。 |
Google Earth で傾けて見ると。 |
65.66km |
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