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全線押しとなった山科の醍醐寺側からの峠越え(2015.10.28)ルートですが、この道、京都府道782号線です。旧版地図から変遷をたどってみることにします。 取付きは車道とは思えませんが、なぜか車両通行止めの標識があります。 |
斜度、線形とも一般車両では無理めですが、道幅は3m以上あります。押しっぱなしですが、担ぎ箇所はありません。 |
上部まで来ると、傾斜もゆるやかに。路盤はしっかりしています。 |
1/20000「膳所」明治42年測図、大正1.8.25発行。近代地図としては最初のものです。明治43年図式では、里道、連路の記号です。(大正6年図式では道幅1間以上とされる地図記号) 現在の感覚では、山道(小径)ではなく、林道と言う感じでしょう。 |
1/25000 「京都東南部」昭和6年部修、昭和7.10.30発行。道のグレードが上がり、おそらく「県道及びこれに準ずるもの」に格上げされています。道路としての官位は上がっていますが、土木的な規格は読み取れません。 |
1/25000 「京都東南部」昭和39年修正、昭和40.4.30発行。昭和30年図式で、道路記号が土木的表現に変わっり、道幅1.6m以上の小型自動車道となりました。ルートも変わり、一部つづら折れが直線的になっていますが、上部の線形はゆるやかになっています。四駆のチャレンジャーなら抜けられたかも知れませんが、当時の乗用車では、無理めでしょう。 現状の道は、このころ開削されたと思われます。横峰峠の東側に新たな道がつくられています。 |
1/25000 「京都東南部」昭和45年修正、昭和47.4.30発行。道の線形が変わりましたが、等高線もかなり変わったので精度が増しただけでしょう。東側の幅員が広がり、峠東西の道路規格が逆転しました。 |
1/25000 「京都東南部」昭和54年改、昭和56.9.30発行。取付き部と中腹で道の線形が変わりました。このころ最後の改修が行われたと思われます。 |
1/25000 「京都東南部」昭和61年修正、昭和62.7.30発行。全く変わっていません。 |
1/25000 「京都東南部」平成9年部修、平成9.10.12発行。平成になっても全く変わっていません。車道にする気は、なさそうです。 |
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