古道歩きの前日となる今日は、中部横貫公路(省道8号線)を往復し錐麓古道を下から観察することとします。 現在の道は、渓谷沿いに作られていますので、視点を上に向けると古道らしき断崖の "キズ" を見ることができます。 |
怖そうです。昨日、公園管理処で尋ねた話では、引き返す人はいるが、落ちた人はいないとのことです(汗) 事前に iPhone の DIY GPS に取り込んだ1936年発行地形図に 省道の実走ログを描くと、古道との間に密度の高い等高線があるのがわかります。 明日は、警官駐在所の跡地をたどっていくことになります。 |
<錐麓古道の案内板を翻訳してみると> 1914年、日本人は太魯閣から霧社まで「太魯閣戦役」のための軍用道路を作った。これが合歓越嶺古道の前身である。戦いの後、原住民の村々を統制強化する「理蕃道」となった。 その後、歩行4日,全長145.3kmの合歓越として、台湾で最も有名なハイキングルートの一つとなった。 1915年に完工した錐麓古道は、三角錐山の山腹にあり、当時の姿が良く残っている道である。 高度 750m の断崖に幅 90cm で拓かれた道で、カニの横ばいのように少しづつ、終始無言で崖をつかんで歩く危険な道であった。 太魯閣国立公園の成立後、歴史的意義から史跡保存区に指定し保護した。 台湾内や海外からの訪問者が自然と文化を楽しむため、数年にわたる検討と補修の後、人数制限のうえで入山を認可することとした。 燕子口から慈母橋までの全長は 10.3km で片道 7時間である。 |
3連泊したのは 立霧客棧國際青年旅舍(YH)。個室なのに一泊 300NTD の激安でしたが、コールドシャワーはちょっと厳しかったです。 宿の猫が変態なので癒されました。 |
52.04km |
1936年発行の地形図を Google Earth に重ねたもの
0 コメント