昨日は100km超え、天候も安定してきたので、Hoang Lien 国立公園の中をQL279で走り、QL32へ抜けることにします。 Than Uyenの盆地を巻く快適な田舎道を走ります。 |
朝もやが、盆地を幻想的におおっています。 |
ところが、22km地点で突然道がなくなります。 地図では山間の小さな盆地で、そのままSon La方面のQL6 に続く道と、折り返すようにQL32へ続く道に分岐するはずですが、小さな盆地が水没しているようです。 風景的にはダム湖でしょうか。 |
船頭らしきお兄ちゃんや、茶屋の主人や、客やらが集まってきて、「日本人は船に乗れ」 と言ってきますが(笑) 渡し船はどこに行くのやら。 指さし会話帳で対話を試みますが、こう言う応用問題を解決できるレベルではありません。 ・行き先がはっきりしない上、一人で乗って危険はないのか? ・道が途絶えているのでなく、どっかの分岐で間違えたのでは? なんとなく把握できたのは、 「Lai Chauへ行く」(Lai Chau市だとすると、中国国境近く?) 「ハノイへ行くなら、XXXXまで乗って、そこから自転車で走ればよい」 「料金は30万ドン」 ~途切れている道の渡し船なら乗るしかないが、料金的に連絡渡船とは思えない~ 「自転車なら無料なので、オレは引き返す」 と伝えると、集まってる皆さんの賛同を得た? ので、引き返すことに。 ガソリンいるかというので、飲むフリしたら、大受けでした(笑) 帰国後調べた結果では、ミスコースではなく、盆地が湖になっています。 |
40kmロス。朝出たThan Uyenまで戻り、QL32を走ることにします。 QL32はほどなく、ファンシーパンに続く山塊を横断する長い山越えルートになります。 沿線は寂れて、ダート部分も増えてきます。 遅い昼食は、Pho Bo(牛肉麺)。ここに限らず、常温で置いてある肉の鮮度が気になりますが、美味しくいただきました。 |
休憩していると、対岸からモン族の女の子が川を渡ってきます。 わたしに会いに来るのか・・、と思ったら違っていました。 |
自転車に抜かれまいと、走りだした女の子達。 |
QL32沿線は少数民族が混住していますが、黒モン族? は、愛想がいいです。一方、服装が派手な花モン族? が、目を合わすことは稀です。 |
この辺では、段畑も赤土の川も、ありふれた風景です。 |
この日は、宿決めでもミス。Mu Cang Chai の次の集落を目指しましたが日没がせまり13km 引き返すことになりました。年配の少数民族は、ベトナム語が読めない人が多く、発音ができないと会話帳は役立ちませんでした。 |
92.14km (ハノイへ近づいたのは、40km) |
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滅茶苦茶楽しませていただいてます。
なんだか50年前の日本?
実際は、もっとドラマチックなのでしょうねえ。
いざ,こういう状況になると焦りそうですが,治安がかなり信頼できそうですね.風景はのどかですが,水とか食事も大変そうですね.
9月に坂本の茶店のお婆さんに聞いた「上勝から竹や炭を担いで道まで下り、勝浦川の横瀬まで馬車で運んだ」ころの日本に、モーターバイクが加わった感じでしょうか。
美しい手織りの民族衣装で農作業をしているのには驚きました。観光客用でないばかりか、おしゃれ用でもないということを知りました。
道がなくなったのは、焦りました。見慣れぬ外人なので、「みんな集まってきて、勝手なことを言い出す」のは、少し慣れていたからよかったですが、そうでないとパニクったかも知れません。いままでの経験では、みなさん善意の人ですが、正しいかどうかはわかりません(笑)
気温が低かったので水は足りましたが、山の中を走る時は気を付けないといけませんね。